アラサーを大きく過ぎて以来、なにかとボディーラインがうまくいかないお年頃。
がんばってもなんだかダイエットの効果が年々出にくくなっているなぁという思いはありませんか?
なぜそんなことになるのでしょう?
今日はダイエットに関連して、大人のカラダの変化を考えます。
年齢でやせにくくなるのはどうして?
年齢が上がるにつれ、痩せにくくなる。
それは世間でもよーーーく言われています。
年齢のせいなら、みーんな自分と同じような体型になっていれば納得ですが
じゃあなぜアノ人はいつもスリムできれい、なんでなの!?!?
きれいなアノ人は、見えないところで死ぬほど努力しているの??
「私そんなのできないわ・・・・あきらめよう。」
ちょっとまって。諦めるのはまだ早いですよ。
本当にきれいなアノ人たちは皆、汗水たらして日々トレーニングしていたりするのでしょうか??
基礎代謝ってなんだろう?
年齢と共にやせにくくなるといわれる大きな要因に、
年を重ねるにつれ基礎代謝量が低下してしまうことがあります。
人間はただ生きているだけ、息をして寝ているだけでもエネルギー(=kcal・俗にいうカロリー)を消費しているのですが、
その、活動していない安静時、つまり人間が生きていくために必要な最低限のエネルギー量を基礎代謝量といいます。
つまり、寝ているだけでエネルギーの消費量が多い=基礎代謝量の多いカラダの人ほど、特別な運動など何もしなくても、飲食し
て摂取したエネルギー(カロリー)を使ってしまうことができるということですね。
基礎代謝量は、その人の体格や年齢、性別等の条件によって差があるものなのですが、平均値というのは示されています。
例として、
【20代平均基礎代謝量】
基準代謝量 | 基礎代謝基準値 | 基準体重 | |
男性 | 1520(kcal/日) | 24.0(kcal/kg/日) | 63.5(kg) |
女性 | 1180(kcal/日) | 23.6(kcal/kg/日) | 50.0(kg) |
※基礎代謝基準値は、エネルギー必要量を推定するために性別・年齢別に定められた、 基礎代謝量の代表値、体重1kgあたり・1日あたりの消費カロリーです。
では、30代~40代ではどうでしょうか。
【30~40代平均基礎代謝量】
基準代謝量 | 基礎代謝基準値 | 基準体重 | |
男性 | 1520(kcal/日) | 22.3 (kcal/kg/日) | 68.0 (kg) |
女性 | 1140(kcal/日) | 21.7 (kcal/kg/日) | 52.7 (kg) |
基礎代謝基準値は20代より下がっています。
つまり、すでに代謝が低下してきてしまっています。
つられて基準体重も増えてしまっていますね。
これは基準なので世の健康的な30~40代でこんなもんならいいでしょうということですね(笑)
基礎代謝がどうして下がるの?
基礎代謝の低下は年齢と共に大きくなるため、老化現象の一つとされています。
人間は、生きて活動するどの部分にエネルギーを多く使っているのでしょうか?
こちらは人間の体での代謝の内訳を示した割合です。
◆骨格筋 39%
◆肝臓 12%
◆腎臓 8%
◆膵臓 6%
◆心臓 4%
◆脳 3%
◆その他 28%
脳や心臓をはじめとして内臓を働かせることに多くのエネルギーは使われていますが、注目すべきは骨格筋、すなわち筋肉におけ
る代謝の割合の高さです!
年齢が進むにつれて筋肉は減っていきます。筋肉が減ることで基礎代謝も下がっていきます。
【基礎代謝の分+活動で消費する分(カロリー)】
が、飲食で摂取するカロリーを上回れば痩せていく、というのは言わずと知れた話ですね。
カロリーを多く消費するには運動をして筋肉を増やすのが一番手っ取り早い!
とはいうものの、年齢が上がるにつれてハードな運動はますます困難に。
かといって食べたいのを必死でガマンするのはストレスがたまるし・・・
いったいどうすれば!?
「やっぱりガツガツ筋トレしなきゃ所詮だめなの・・・??小さい時から運動嫌いだもの、ムリだよ~・・・」
基礎代謝をアップする方法?
実は、
ハードな運動をしなくても基礎代謝を底上げし、
消費されるカロリーを増やすことは可能なのです!!
ダイエット成功のカギは、消費するエネルギー量を効率よく増やすこと。
基礎代謝が高いカラダは脂肪が燃えやすく、痩せやすいのです。
なにもゼェハァいうような運動をしなくても、日常の動作の時にちょっと筋肉を意識して力をこめて姿勢を維持するだけでも
じわじわとインナーマッスルは増えていき、消費カロリーは大幅にアップできます。
例えば、歯を磨いている数分間足を後ろに蹴り上げたり、洗濯物を拾い上げるのにしっかりしゃがんで干すときには
つま先で立つ、座る、時には腹筋を意識して少し後傾ぎみの姿勢を維持するなど。
こういうちょっとした運動というほどではないものの積み重ねでも、
非運動性熱生産性「NEAT(=Non Exercise Activity Termogenesis)」が増える、
つまり特別な運動をしなくても基礎代謝を上げることができる、というアメリカでの研究結果があるのです。
非運動性熱生産性(NEAT)なんていうと難しく聞こえますが、
要するに日常生活の中の動きの延長線、「ながら運動」というようなやつですね。
大人のダイエット成功への道
筋肉量・活動量・基礎代謝量をアップして消費カロリーを増やすこと、同時に摂取カロリーを抑えること、これがゴールデン・ル
ールですが、それができてりゃ苦労はしないってわけですよね。
もちろん運動することが苦にならない方、健康上問題のない方は気持ちよく汗をかけば一番良いんです。
宅トレが楽しくなるトレーニング動画とか、YouTubeにもたくさんアップされていますよ!
ちなみに私が個人的に大好きなのは、
高稲達弥さんのMuscleWatchingの動画シリーズです。
強度もいろいろ、ながら運動があったり、たった1分の簡単なものから超ハードなのまであって、なんといっても高稲さんの声掛けがやる気を引き出してくれるので、楽しくできてオススメです。
でも、体に不調があって運動ができない場合などはますます代謝は下がってしまうし、運動が苦手、食べることもなかなか我慢が
難しいということもありますよね。
そういうときにはサプリメントなどを利用してみることも1つの方法かもしれませ
ん。
サプリメントは食品と同じ扱いですのでお薬とは違い、副作用の心配がほとんどないのが良いところです。
ただ、せっかくダイエットを心に決めても、お付き合いなどの関係でどうしても食べなければいけないシーンもありますよね。そんなときには食事の脂肪や糖分の吸収をカットしてくれるタイプのサプリメントもたくさん売られています。
また、女性に多い便秘がちな人の場合は、まずお通じを改善するはたらきのある食物繊維、乳酸菌や麹などを積極的にとることもおすすめです。腸内環境が良くなると、自然に適正な体格に向かって体が調整されていったり、お肌も調子が良くなったり、いいこといっぱいです。
ひとこと
今どき、いろいろなダイエットを助けるグッズやサプリメントが氾濫しています。
あやしげなものに引っかからないように、買う側の立場でも情報の取捨選択をしないといけない時代になりましたね。
ご自身の目的や体質、性格に合ったものをチェックし、よく吟味して、上手に利用しましょう!
あきらめないでアクションをおこせば結果はきっとついてきます!